私は、ロットリングペンという0.1mmのペンを使い、点描で描いております。
0.1mmの点が織り成すこの“新世界”はモノクロームの色彩も含めて「無」を表現しています。
「無」の相対的な存在である「有」をイメージしていただくことができるはずです。

十代の頃から、樹木に咲きさきほころぶ花よりも、地に落ちた花びらに生命を感じました。

自己のコンセプトは「生と死の境界線」であり、そこには「光という名の影」があります。
影からうまれたひとつの細胞。
その細胞が少しずつ変化し、増殖し、広がりをみせていく。
細胞が光へと向かいおどりだす。私の中でうまれた細胞。
この細胞の変化や動きを私は描いております。
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